静岡県のイチゴ 2
イチゴの種類

 「久能早生(くのうわせ)」と「女峰(にょほう)」とをかけ合わせてできた品種で、主に静岡県を中心に東日本で多く栽培されます。やや長い円錐(えんすい)形で、(あざ)やかな(べに)色の果皮に(あわ)いピンクの果肉を持っています。口当たりがやわらかくて(あま)みが強く、サイズは女峰(にょほう)の約1.5倍あります。

 普通のイチゴの2〜4倍の大きさという大(つぶ)のイチゴで「イチゴの王様」とも()ばれています。値段(ねだん)は高いですが、(あま)くて(かお)りも強く贈答(ぞうとう)用に人気があります。かけ合わせについては公表されていません。他にも、さちのか、あすかルビー、レッドパール、やよいひめなどがあります。

◎ アイベリー

 「赤い、丸い、大きい、うまい」の頭文字から名付けられました。大きいものだと1(つぶ)40gにもなるビックイチゴです。高い糖度(とうど)と、適度(てきど)酸味(さんみ)とのバランスがとれたイチゴです。2001年に登場した品種ですが、見栄えと味の良さから贈答(ぞうとう)品としても人気です。

 「麗紅(れいこう)」と「はるのか×ダナー」とをかけ合わせてできた品種で、栃木県を中心に東日本で多く栽培されていています。「とよのか」と人気を分け合っていたこともありましたが、最近は「とちおとめ」にその()(うば)われつつあります。光沢(こうたく)のある淡赤色(たんせきしょく)をしていて甘酸(あます)っぱくてジューシー。サイズはやや小ぶりです。

◎ 女峰(にょほう)

静岡県の農業

◎ とのよか


 「ひみこ」と「はるのか」とをかけ合わせてできた品種で、主に九州や西日本で栽培されているイチゴの代表(かく)です。1973年に誕生(たんじょう)して以来、不動の人気を(ほこ)っています。丸みのある円錐(えんすい)形の果実は光沢があり、鮮やかな赤色をしています。(あま)みの中にほどよい酸味(さんみ)があって味わい(ゆた)かで(かお)りもよいのが特徴(とくちょう)です。

 「あきひめ」と「さちのか」とをかけ合わせてできた品種で、静岡県農業試験場で開発されました。長い円錐(えんすい)形で実が大きく、生クリームに合う酸味(さんみ)とコクをもち、果肉が中まで赤いのが特徴(とくちょう)です。ケーキやデザートによく合うと評判です。

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◎ 紅ほっぺ

◎ 章姫(あきひめ)

◎ 甘王(あまおう)