明治政府による新しい国づくり
あずきちゃん、欧米に追いつくためには、工業などの産業を盛んにして競争に負けないようにしなければならないよね。
上州富岡製糸場之図(画像提供:国立国会図書館)
ひえ〜100倍以上も払っていたの?ここでも政府の強い意気込みがわかるね。
下の絵は、群馬県にあった富岡製糸場の様子だよ。工場の建設費やここで働いていた人の給料には税金が投入されたのよ。機械はおもにフランスから輸入され、蒸気エンジンで動いていたのよ。
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フランスから呼びよせた技師よ。技師長の給料は1年間で約2,700円。ここで働いていた工女の中で一番多くもらっていた人が1年間で25円だったのよ。
よーく見ると、右の方に外国人がいるけどどうしてなの?
そのとおりね。その後、ここで学んだ工女たちは、各地の製糸工場に移って技術を伝えていったのよ。