明治政府による新しい国づくり

 

 フランスは、18世紀末から19世紀前半にかけてナポレオンという人が登場して、一時ヨーロッパ全体をほぼ征服した時期もあったのよ。それでは、次のページで、明治の初めのころの世界の様子についてみてみようね。

 あずきちゃん、江戸時代の終わりから明治初期にかけて欧米に使節団が派遣(はけん)されたということを聞いたけど、当時の欧米はどんな様子だったの?

 イギリスではすでに、国王の権力をおさえる仕組みができていて、議会による政治も始まっていたのよ。また、1700年代前半からは、産業革命も始まっていて、蒸気の力で動く機械を使って安い工業製品を大量につくっていたのよ。それからね、当時日本にはなかった鉄道も広まっていて、海外にもどんどん進出していたのよ。

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明治時代を探るキーワード 
・江戸から明治のころの欧米の
 様子 1 産業革命がすすむ欧米 
江戸から明治のころの欧米の
 様子 2 19世紀後半の世界
 
近代化に尽くした人々 1
 お札のデザインになった明治時代に
  活躍した人々
 
近代化に尽くした人々 2 
新しい政治の基本方針
 ―五箇条の御誓文―
 
版籍奉還と廃藩置県 
古い身分制度の廃止 1 
 
四民平等 
古い身分制度の廃止 2 
 
生活に困る士族 
学制 1 
 
寺子屋から小学校へ 
学制 2
 学校に通えない子どもたち
 
徴兵令 1
 
富国強兵と徴兵制度 
徴兵令 2
 
徴兵制度と西南戦争 
地租改正 1
 
米からお金へ 
地租改正 2
 
地券を見てみよう 
地租改正 3
 
税をお金で納めるようになった理由 
殖産興業 
文明開化 
国会開設に向けて 1
 
士族の反乱や一揆の多発 
国会開設に向けて 2
 
武力から言論へ 
国会開設に向けて 3
 
憲法制定に向けて 
国会開設に向けて 4
 
第1回衆議院選挙の様子 

 イギリスが世界の工場って呼ばれた時代だね。フランスはどうだったの?

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江戸から明治のころの欧米の様子 その1




産業革命がすすむ欧米