明治政府による新しい国づくり

 そらまめくん、「富国強兵」という言葉聞いたことがある?この言葉は当時の明治政府のスローガンだったのよ。富国というのは、国を豊かにするという意味があって、強兵というのは字の通り、強い兵隊をつくることなの。政府は、1873年に欧米にならって強い軍隊をつくるために徴兵令を出して、士族、平民にかかわらず満20歳以上の男子に兵役(へいえき)の義務を定めたのよ。

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 それまでは、戦争で戦うのは主に武士の仕事だったけれど、徴兵令が出されてからは、平民も戦わなくてはならなくなったんだね。でも、平民は士族と違って、戦うのための訓練を受けていないけれど、そんな軍隊で大丈夫なのかな?

 明治政府は、平民主体の軍隊を強くするために、西洋の軍隊制度を取り入れたり、近代的な武器を装備したりしたり、外国の軍人を招いて軍隊の指導をさせたりしたわ。

 

明治時代を探るキーワード
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近代化に尽くした人々1 お札のデザインになった明治時代に活躍した人々
近代化に尽くした人々2
新しい政治の基本方針 ―五箇条の御誓文―
版籍奉還と廃藩置県
古い身分制度の廃止 1 四民平等
古い身分制度の廃止 2 生活に困る士族
学制 1 寺子屋から小学校へ
学制 2 学校に通えない子どもたち
徴兵令 1 富国強兵と徴兵制度
徴兵令 2 徴兵制度と西南戦争
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地租改正 3 税をお金で納めるようになった理由
殖産興業
文明開化
国会開設に向けて 1 士族の反乱や一揆の多発
国会開設に向けて 2 武力から言論へ
国会開設に向けて 3 憲法制定に向けて
国会開設に向けて 4 第1回衆議院選挙の様子
富国強兵と徴兵制度

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徴兵令 その1