明治政府による新しい国づくり
そらまめくん、「富国強兵」という言葉聞いたことがある?この言葉は当時の明治政府のスローガンだったのよ。富国というのは、国を豊かにするという意味があって、強兵というのは字の通り、強い兵隊をつくることなの。政府は、1873年に欧米にならって強い軍隊をつくるために徴兵令を出して、士族、平民にかかわらず満20歳以上の男子に
それまでは、戦争で戦うのは主に武士の仕事だったけれど、徴兵令が出されてからは、平民も戦わなくてはならなくなったんだね。でも、平民は士族と違って、戦うのための訓練を受けていないけれど、そんな軍隊で大丈夫なのかな?
明治政府は、平民主体の軍隊を強くするために、西洋の軍隊制度を取り入れたり、近代的な武器を装備したりしたり、外国の軍人を招いて軍隊の指導をさせたりしたわ。
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