朝鮮通信使ってなに?

  朝鮮通信使とは、朝鮮から日本へやってくる外交使節団のことだ。足利義満が朝鮮と外交関係を結んだことから始まる。豊臣秀吉の朝鮮出兵で一時途絶えたけれど、朝鮮と関係の深い対馬(つしま)藩((そう)氏)の努力で復活したんだ。
 朝鮮通信使が来日するのは、将軍の代替わりのときなどで、幕府は豪華(ごうか)儀式(ぎしき)を行って彼らを迎えた。朝鮮通信使から得られる海外の情報は、幕府にとって非常に重要だったんだ。

江戸時代を探る!

・日本周辺とのつながり

 

 

  琉球は、琉球国(琉球王国)という独立国だったが、薩摩(さつま)(現:鹿児島県)藩の侵略を受け、1609年にその支配下となった。琉球には以前から中国や東南アジア諸国の船が数多く立ち寄っていたから、薩摩藩は琉球を通じてそれらの国々と貿易を行い、大きな利益を得たんだ。
 蝦夷地(えぞち)(現:北海道)は、松前(まつまえ)(現:北海道松前郡)藩が支配していたが、寒冷な地であるため、当時は米があまりとれなかった。だから幕府は、松前藩にアイヌとの貿易独占権を許可したのだ。幕末になるとロシアの船がたくさんやってきたので、北方防衛の必要から、松前藩の領地はたびたび幕府によって取り上げられたぞ。

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琉球(りゅうきゅう)蝦夷地(えぞち)について教えて!

江戸幕府が265年間も続いた
 のはなぜだろう
 
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