・大名配置の工夫
江戸時代を探る!
それにしても、大名は260人ぐらいいたんでしょう?
その人たちの配置を考えるのは大変だったでしょう。
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確かに、大名の配置替えは大変なことで、ひとつの藩を動かすと、他の藩も同時にいくつか動かさねばならない。幕府としても大変苦労して調整を行うのだ。また、異動となる藩の武士たちも、単に勤務地が変わるということだけでなく、新しい土地の豊かさによって、収入が増減するから大変だ。庶民にとっても、領主が変わるたびに法令や年貢の率などが変わることもあるから、その影響は大きかったのだ。
良く気がついたね。地図をよく見てごらん。外様大名のまわりには、かならず親藩・譜代の大名領が存在するだろう。これは、外様大名の領地のまわりに親藩・譜代大名を配置することで、外様大名を監視したのだ。外様どうしで手を組まれたら大変だからね。
あれ?よく見ると、遠方に配置された親藩や譜代もいるよ?どうしてかな?
そのとおりだね。島津氏や黒田氏、
外様大名が抜けたあとは、親藩や譜代大名を配置したり、
幕府は大名をどのように支配したのかな?
まずは、大名の配置図を見てみよう。
外様大名領は、江戸から離れたところにあるね。
地図を見て、どんなことがわるかな?