・新田開発

江戸時代を探る!

 江戸幕府の財政を支えたものは、何といっても農民からの年貢だよ。下のグラフを見てごらん。どんなことがわかる?

 

 

 江戸時代になると耕地面積が急に増えているわ。どう して、そんなに増えたの?

江戸幕府が265年間も続いた
 のはなぜだろう
 
江戸時代を探るキーワード
  有力者を滅ぼす 
  幕府の仕組みの工夫 
  大名の統制 
  身分制度の確立 
  貿易の統制と独占 
  幕府の豊かな財源 その1
  幕府の豊かな財源 その2
  交通網の整備 
  広大な直轄領 
  キリスト教対策 
幕府の豊かな財源 その1

幕府を支えていた主な財源は何だったの?

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 幕府や藩、町人などが新田開発に力を入れ、収穫量を増やす努力をしたんだ。実は、戦国時代ごろまでの農地は、水を得やすい小川の周辺や、わき水や沢水が利用できる山沿いの地域に限られたんだ。大きな川の下流に広がる広大な平野は、洪水のおそれがあったので、まだ未開拓だったんだ。
 やがて土木技術が進歩し、洪水の被害を防ぐことができるようになると、幕府や藩、町人などは、こうした平野部の荒れ地を開こんし、農地に変えていったんだ。みんなの家の近くにも、「○○新田」とか、「○○新地」などの地名はないかな?これらの多くは、江戸時代以降に新しく開こんされた土地を示しているのだ。「太郎新田」のように、開こんに功績のあった人の名前が、そのまま地名になっていることもあるぞ