5 いろいろな方法でまとめよう その2
調査したことを、レポートや論文にまとめてみよう
まとめ方には、さまざまな方法がありますが、もっとも基本的なまとめ方はレポートや論文の形にまとめることでしょう。レポートや論文の書き方には、様々な書き方がありますが、ここではその一例を紹介します。
以下の例では、「書き出し(序論:じょろん……まとめの頭の部分)」・「本文(本論:ほんろん……まとめの中心の部分)」・「結論」の3つの部分に分けて書いています。
「序論」とは、「まとめ」の書き出しの部分で、どんなことを調べたのかについて知ってもらうための部分です。
「本論」とは、調査方法やその様子、分かったことや疑問に思ったことなど、「調べ学習」の中心的な内容を書くところです。
「結論」は、調査の結果分かったことなどを、もう一度、振り返ってまとめる部分です。
レポート・論文のまとめ方の例
- 書き出し(序論)
- 何について調べようとしたのか
- なぜ、このテーマを選んだのか
- どんな方法で調査をしたのか
- そのテーマに関係する基本的な歴史的な事実
- 本文(本論)
- 調査・見学したときの様子
- 調査・見学したときに気が付いたこと・疑問に思ったこと
- 調査・見学の中で発見したこと
- 調査の中で自分なりに考えたこと・予想したこと
- 自分の考えたことや予想したことに関係した資料
- 結論
- 調査の結果分かったこと
- 調査しても分からなかったこと
- 調査を振り返っての感想
- その他
- 参考文献
論文だからといって、無理に難しい言葉で書かなくもいいんだよ。わかりやすく、読みやすい文章で書こうね。
ある本から文章や考え方を引用した場合には、参考文献(さんこうぶんけん)を記しておきます。参考文献の書き方には、専門分野によって、様々な書き方がありますが、ここでは、その一例を紹介します。参考にしてください。
参考文献の書き方の例
著者名+書名(『』でくくる)+出版社+出版年
(例)
枝豆太郎 『あすなろ城の歴史』 ビーンズ出版 2009年