4 調べたことを整理しよう
「まとめ」はまず整理することから始めよう
「調べ学習」がで一番大変なのは、調べたことをまとめる作業です。おそらく、皆さんの手元には、下調べのメモや、現地で撮った写真、インタビューの聞き取り記録など、様々な調査資料が山のようにあると思います。「どこから手を付けて良いのか分からない。」という人もいるでしょう。
「まとめ」の第一歩は、集めた情報を整理することから始まります。もう一度、ひとつひとつの資料を見直してみましょう。そして、その中から、必要なものだけを取り出しましょう。
調べたことを整理するポイント
- もう一度、集めたすべての資料に目を通す。
- 確かな資料と、不確かな資料に分ける。
- 事実と、想像を分ける。
- 分かったことと、分からなかったことを分ける。
- いる(使える)資料と、いらない(使えない)資料に分ける。
- グループに分ける(時代、地域など)
整理をしていて、新たに疑問がわいたときには、メモに書きとめておこう。不明な点や、不確かなことが見つかったら、図書館で調べなおしたり、博物館などに問い合わせたりして確認をとろう。
また、最終的にどのような形でまとめるのか(新聞にまとめる、模造紙にまとめるなど)を意識しながら整理を進めると、後々まとめやすいよ。
自分なりに考え、分析してみよう
ある程度、情報の整理が終ったら、「分かったこと」について、自分なりの分析を加えてみましょう。「なぜ、そのようになったのか?」ということをつねに意識しながら、根拠を挙げつつ、考えてみましょう。