5 いろいろな方法でまとめよう その1
「伝え方」から考えてみよう
調べたことをまとめるというのは、とても大変な作業です。もしも「まとめ方」に困ったら、「調べたことをだれかに伝えるにはどうしたらいいか?」と考えてみましょう。例えば、「新聞を作って多くの人に読んでもらう」とか、「模造紙に描いて発表する」とか、具体的な「伝え方」から考えると、まとめやすくなります。
相手に伝わる伝え方を選ぼう
調べたことを他の人に伝える方法には、様々な方法があります。どのような相手に伝えるのか、どれくらいの人数の人に伝えるのか、など、伝える相手やその状況によって手段は異なります。どのような方法が最も適しているのか、よく考えて選びましょう。
- レポート・論文
- 最も基本的な発表の仕方です。より多くの情報を伝えることができます。ただし、たくさんの人々に同時に伝えることは難しいです。レポート・論文については、次のページで詳しく説明します。
- 新聞
- レポートなどに次いで、多くの情報が伝えられます。壁新聞などにあらわせば、比較的多くの人に伝えられます。
- ポスターセッション
- 模造紙などに調べたことをまとめて、多くの人の前で発表するやり方をポスターセッションといいます。皆さんも、一度は経験があるのではないでしょうか。比較的多くの人に伝えられる方法です。また、発表の終了後も、壁新聞のように貼っておけば、多くの人々に読んでもらえます。
- パンフレット
- イラストや写真などを使い、デザインを工夫することで、より多くの人の注目を集めることができます。調べたことを要約して伝えたいときに効果的です。
- 劇で表現する
- 台本の作成や演技の練習など、準備に時間がかかりますが、その時代を生きた人物の思いや、自分自身の調査に対する情熱を伝えることができます。
- プレゼンテーションソフトで発表する
- 伝えたいことの要点を、はっきり明確に伝えることができます。音声を流したり、動画を見せることもできます。ただし、コンピュータやソフトの使い方に慣れなくてはなりません。
- インターネットで配信する
- ホームページを作成すれば、調べ学習の成果を、世界中の人々に公表できます。ネットに接続されたコンピュータがあれば、24時間いつでも好きなときに見てもらえます。ただし、ホームページの作り方や、インターネット上にアップロードするやり方など、専門的な知識が必要な場合もあります。