民主政治と選挙
比例代表制
現在の日本では、衆議院と参議院の選挙で、比例代表制が導入されています。比例代表制では、各政党の得票率に応じて議席数が決まります。得票率とは、獲得した得票数を有効得票総数で割った値です。
比例代表制の長所は、死票を少なく、少数意見を反映しやすい点が挙げられます。
一方 短所としては、小政党が分立し、政権が不安定になりやすいと言われます。
日本の比例代表制における議席の配分方法は、ドント式と呼ばれる方法で行われます。
各政党では当選議席数が確定すると、候補者名簿の上位から議席を割り振っていきます。そのため、候補者名簿の上位に名前が掲載されている候補者の方が当選の確率は高くなります。
現在の参議院議員選挙の比例代表選挙では、投票のときに政党名を書いても候補者名を書いても良いことになっています。
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