木工や
塗
(
ぬ
)
り物の
技術
(
ぎじゅつ
)
は、はきものにも応用されました。また、はきもの製作のノウハウは、サンダルなどのはきもの産業に生かされています。
伝統
(
でんとう
)
的な地場産業が発達した静岡市
静岡県の工業
静岡市で
雛具
(
ひなぐ
)
が作られ始めたのは大正時代からです。関東大
震災
(
しんさい
)
で
被災
(
ひさい
)
した東京の職人たちが静岡に移り住み、
雛具
(
ひなぐ
)
を作り始めたのが始まりと言われます。なお、
雛具
(
ひなぐ
)
の
生産
(
せいさん
)
は、日本一です。
駿河塗下駄(するがぬりげた)・張下駄(はりげた)
この他にも県の
郷土
(
きょうど
)
工芸
(
こうげい
)
品に指定されているものとして、
駿河和染
(
するがわぞめ
)
、静岡
挽物
(
ひきもの
)
、
賤機焼
(
しずはたやき
)
、井川メンパなどがあります。また、木工製品を生産する
技術
(
ぎじゅつ
)
と加工
技術
(
ぎじゅつ
)
を結びつけて新たな商品開発を行っている
企業
(
きぎょう
)
もあります。害のない
接着剤
(
せっちゃくざい
)
や、天然植物油ベースのオイルを塗料に用いることで、人に
優
(
やさ
)
しい家具を開発しています。
竹を細く
裂
(
さ
)
いて
編
(
あ
)
みこみ、花かごや、虫かごなどを作ります。非常に
繊細
(
せんさい
)
な工芸品で、竹の
編
(
あ
)
み出す
模様
(
もよう
)
がとても美しいです。国指定の
伝統
(
でんとう
)
工芸
(
こうげい
)
品に指定されています。
その他
駿
河雛具・雛人形(するがひなぐ・ひなにんぎょう)
駿河指物
(するがさしもの)
・駿河漆器
(するがしっき)
・駿河蒔絵
(するがまきえ)
駿河竹千筋細工(するがたけせんすじざいく)
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静岡市の工業と地場産業 2
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磐田市の楽器工場
焼津市の缶詰工場
静岡市の工業と地場産業
富士市の工業と製紙工場
静岡県全体の工業の様子
静岡県の工業について調べてみよう
L
県内有数の工業都市静岡市
L
伝統的地場産業が発達した静岡市
L
最先端の技術を持つ地場産業
L
静岡市のその他の工業
指物
(
さしもの
)
とは、木工製品のことです。また
漆器
(
しっき
)
とは木製のおわんに
漆
(
うるし
)
をぬったものです。
蒔絵
(
まきえ
)
とは
漆
(
うるし
)
を
塗
(
ぬ
)
った木箱に金や銀、貝がらなどで美しい
絵柄
(
えがら
)
を
描
(
えが
)
いたものです。これらの木工関連
技術
(
ぎじゅつ
)
は、江戸時代からの長い歴史に支えられて
発展
(
はってん
)
し、静岡市を全国有数の家具産地へと成長させました。また、
漆器
(
しっき
)
づくりの技術は、明治になって
鏡台
(
きょうだい
)
づくりに応用されました。県の
郷土
(
きょうど
)
工芸
(
こうげい
)
品に指定されています。
静岡市では、
伝統
(
でんとう
)
的な地場産業が発達しています。ここでは、代表的な
伝統
(
でんとう
)
工芸品についてみてみましょう。