明治時代はじめに日本に招かれていた動物学者モースが1877年、大森貝塚を発見し、そのとき発見された土器に縄で付けたような跡がみられたことから縄文土器と命名された。この発見以降、新石器時代の研究が本格的に始まり、狩猟生活中心のこの時代を、モースの発見した土器にちなみ縄文時代とよぶ。一般に、竪穴式住居で生活し、貧富の差はないと考えられている。モースが発見した貝塚とは、当時の人が食べ残した貝殻や、土器や石器を捨てた場所と考えられている。人骨なども見つかることがあり,それらの遺物から当時の生活を知ることができる。 |