理科のページへ仕事とエネルギー仕事(5/7)>道具を使った仕事(仕事の原理)その3

道具を使うと、仕事の量は変わるのでしょうか?

動かす距離は長くなりますが、必要な力は小さくなります。

=2m

100Nの物体をいろいろな道具を使って1mの高さまで持ち上げたときの仕事
「100(N)×1(m)=100(J)」について考えてみましょう。

(c)斜面を使った場合

<例:斜面の角度が30°のとき>

物体を動かすのに必要な力=50N

1mの高さまで上げるのに
物体を動かす距離

斜面を使って物体を1mの高さまで
持ち上げるのに必要な仕事は

50(N)×2(m)=100(J)

しかし、物体を動かす距離が長くなり、仕事の量はかわりません。これを
仕事の原理といいます。

などの道具を使うと、物体を動かすのに必要な力が小さくなります。

(a)滑車
(b)てこ
(c)斜面