町人とは、どんな人たちのことを指すの?

 一口に「町人」と言っても、いろいろ身分や職業があって、ひとくくりで説明するのは難しい。多くは商人や手工業者だが、とりあえず、ここでは都市に住む者を広い意味で「町人」として説明するぞ。
 さて、町人には、都市に土地や家を所有している者と、そうではない者に分けられる。基本的に、土地や家を所有している町人には、幕府や藩から一定の範囲で自治権が与えられており、町内の行政は町人の代表による話し合いで決めた。しかし、自治権を与えられた一方で、様々な税や町役(まちやく)(物や労働力を提供すること)を負担しなくてはならなかった。
 一方、都市に土地や家を所有していない借家住まいの者(長屋などに住む者)や奉公人(ほうこうにん)(地方などから出てきて店などで働いている者)には、町政への参加の権利は無かったが、そのかわり税負担や町役の負担も無かったのだ。

>>>江戸時代の庶民支配について

農民よりも、町人の方が少しだけ自由な気がするね。

  町奉行(まちぶぎょう)与力(よりき)同心(どうしん)を使い町役人を監督したのさ。幕府や藩からの命令などは、町奉行から町役人に伝えられ、町役人から町内に住む町人たちに伝達されたんだ。
  農村と同じく、五人組制度は、町人にも導入された。江戸時代の幕府・藩による農民・町人の支配の仕組みは少し複雑なので、まとめて別のページで説明するぞ。

町人を直接監督するのはどのような役職なの?

江戸時代を探る!

町人の生活

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