あすなろ学習室社会のページ経済島の大冒険銀行の役割

経済島の大冒険 5 銀行の役割
銀行(金融機関)の役割
 銀行は、経済活動の中でどのような役割があるの?

 世の中には、お金が余っている人もいれば、足りない人もいる。その両者をとりもつのが、銀行(金融機関)だ。銀行(金融機関)では、資金に余裕のある人から預金や貯金をしてもらい、それを元手に、資金を借りたい人に貸し出す。これを金融というんだ。銀行は、世の中のお金の流れをよくする役割を担っているんだよ。

 銀行は、どうやって利潤をあげているの?

 銀行などの金融機関は、個人や企業からお金を預かる。その際、お金を預けてくれた人には、預けた金額や期間などに応じて利子(貯金金利・預金金利)を払う。預けてくれた額に対して支払う利子の比率のことを利子率という。
 一方、お金が必要な人に対しては、お金を貸し出す(融資)。お金を借りた人は、一定期間の後に借りた金額(元金)に利子を上乗せして返さなくてはならない。
 普通は、貯金や預金の利子率に対して、融資の利子率のほうが高いから、銀行はその差額で利潤を得ているんだ。
 また、一般の銀行は、貸し出し資金を確保するために、日本銀行からも融資をうけている。
 下の図は、金融機関をめぐるお金の流れを説明したものだ。

 金融機関は銀行だけなの?

 金融機関は銀行だけではないんだ。ゆうちょ銀行(旧:郵便貯金)、信用金庫、農協・漁協など、さまざまな種類がある。広い意味では、保険会社や証券会社なども金融機関の機能を持っているんだ。
  

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