メダカの誕生と飼育>メダカと人とのかかわり(3/7)
水田はメダカにとって楽園だった
  • 田植えのために水を入れる時期がメダカの産卵時期とほぼ一致している。
  • 日当たりが良いため、水温が上がる。
  • ほとんど流れがない。
  • 水深が浅いため、メダカを補食する外敵が少ない。
  • 田の土に栄養があるため、エサとなるプランクトンや藻類が大量に発生する。
  • たまごを付ける場所がたくさんある。
 水田の環境は、メダカの生活に大変適した場所であることがわかると思います。そのため、かつては水田に多くのメダカが生息していました。しかし、1999年2月環境庁の発表した「日本の絶滅(ぜつめつ)のおそれのある野生生物の種のリスト(=レッドリスト)」で「絶滅危惧(ぜつめつきぐ)U類」にメダカが含まれていました。今ではメダカは「絶滅のおそれが増大している種」として有名になってしまいました。
 元々、水田という人とかかわりをもった場所に多く生息し、これだけ繁殖力が強い魚がどうして身近な環境からいなくなってしまったのでしょうか?少しだけ考えてみましょう。
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