メダカの誕生と飼育>メダカと人とのかかわり(2/7)
メダカの生活のしかた
 野外でメダカが生活をするのに適している場所はどんなところでしょうか。
 メダカの生活のしかたの特徴を考えてみましょう。
ふえ方(繁殖)  多くの魚は、ある決まった時期にメスが持っている卵をすべて産卵してしまう方法をとります。しかし、小さなからだのメダカは、一度にたくさんの卵をつくることができず、かわりに毎日産卵を繰り返すことで多くの子どもをつくるようにしています。1匹のメスが1シーズンで産卵する数は600〜1200ともいわれ、室内でも簡単にふやせるなど、繁殖能力は強い魚といえます。
エサ  雑食であり、プランクトンや藻、小昆虫までも食べてしまいます。しかし、幼魚の大きさを考えると、小さなエサがたくさんあるような条件が必要となります。
泳ぐ力  ふ化したばかりの幼魚は体長が4mm程度しかなく、弱々しく感じます。止水ではスィースィーと軽やかに泳いでいるように見えますが、成魚であっても泳ぐ力は弱く、ちょっとした流れがあるとすぐに流されてしまいます。
冬のすごし方  水温が下がると動かなくなり、水底でじっとしています。メダカはどちらかというと熱帯性の魚なので、冬は苦手です。
寿命 室内では3〜4年程度生きていますが、野外ではほぼ1年といわれています。
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