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ユキノシタの栄養生殖

    枝が地面をはい、その先端から葉や根が出て、やがて分離して新個体となる植物があります。このように、地面をはって、なかま
     をふやすための特殊な枝を、
ランナー(走出枝といいます。ユキノシタはランナーをのばして増殖していく代表的な植物です。


花をつけたユキノシタ

ランナーの先に新個体ができている。

新個体から根もできている。

 ユキノシタは湿った半日陰にはえる多年草です。よく、家庭でも石垣などに植えてあることがあります。葉の裏側の細胞が赤い色素を含んでいるために、原形質分離の観察によく用いられます。初夏に変わった形の花をつけます(上左写真)。
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