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発展 種子の分類

植物の種子は、栄養分の貯蔵のしかたによって次の2つのタイプに分かれます。

胚乳を持つ種子 胚乳を持たない種子
 発芽するときに必要な栄養分を、胚のまわりに蓄えている。この部分を胚乳という。  カキ イネ
 ムギ トウモロコシ
 ススキ 他
 種子の中身は胚だけ。発芽するときに必要な栄養分は、胚についている2枚の葉(子葉)に蓄えられている。胚乳はない。  マメ  ラッカセイ
 クリ  アブラナ
 ヒマワリ  他
ここをクリックするとカキの種子の拡大画像を見ることができます。→ ここをクリックするとソラマメの種子の拡大画像を見ることができます。→
カキの種子 ソラマメの種子
マウスポインタをそれぞれの種子の写真の上に置いてみよう。

 マメ、ラッカセイ、クリのように指で2つに割ることができる種子は、合わさった2枚の子葉が大部分を占めています。われわれは栄養分をたくわえた葉を食べているわけです。一方、お米は種子から胚の部分を取りのぞき、胚乳の部分だけを食べています。
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