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発展 実験   盲斑の確認 2
目から紙が20〜25cmくらい離れたところで、●の印が見えなくなりました。見えなくなった理由を考えてみよう。


 
 左図は右目の水平断面図です。視神経は目の真後ろではなく、中心から鼻よりのところ(Bの部位)から出ています。

 Bの部位には、光を受けとる細胞がありません。Bの部位ではものを見ることができないのです。Bの部位を盲斑(あるいは盲点)といいます。

 +の印を右目でまっすぐにみると、目の中央のAのところに像を結びます。紙が目から一定の距離になったとき、●がBの部位に像を結ぶ状態になると、●は見えなくなります。



 普段は、Bの部位は互いに反対側の目で補っています。また、目をたえず動かしているので、Bの部位があることに気がつきません。