■ からだを動かすしくみ
発展 関節のはたらき
骨と骨のつなぎ目はどうなっているのでしょうか。

ヒトの成人の頭骨は28個の骨がつながってできていますが、これらの骨の間は動かすことはできません。
肩の関節 股関節 ひざ関節 ひじ関節
 骨と骨がつながっている部分を関節といいます。関節では、つながる骨どうしの向きや角度を変えることができます。
 関節には、動かすことができる方向によって、いくつかのタイプがあります。
 (1)自由度が非常に大きく、ぐるぐる回したり、いろいろな方向に動かせる。・・・肩の関節、股関節など
 (2)1つの方向に折り曲げることができるだけ。・・・ひざ関節、指の関節など
 (3)1つの方向曲がるとともに、回転できる。・・・ひじ関節など

(参考) ・厳密には関節には、動かすことができないものがあります(例:頭骨)。日常的には動かせるものを関節と呼びます。
    ・関節では靱帯(じんたい)と呼ばれる弾力のあるすじによって、骨と骨が離れないように結びつけられています。
    ・関節の中には動きを滑らかにする液が入っています。