表は、昭和19年に起きた東南海地震の、静岡県のある地域での被害の記録です。震源までの距離はほとんど同じでも、地区によって被害が大きく異なることがわかります。この表から、土地と被害の関係について考えてみよう。(半壊は取り壊して立て直したもの)
マウスカーソルを表に置くと土地の特徴を表示します
火山と地震>地震のゆれ (4/21)
1 地震のゆれ(地盤と震度)

土地の特徴と被害のちがい(昭和19年東南海地震の記録より)
  
 


ヨウカン(かたい地盤)とプリン(やわらかい地盤)のゆれかた

地震のゆれは、土地の状態によって大きくことなります。新しい堆積物が厚く堆積しているやわらかい土地では、ゆれ(震度)が大きくなり、被害も大きくなります。一般に、沖積平野や川沿いの、が厚く堆積した地域や埋め立て地などは、震度が大きくなり、質の土地では、液状化現象によって、建物が沈下したり、傾いたりすることがあります。