あすなろ学習室国語の部屋古典の部屋(小学校高学年)>百人一首に親しもう

百人一首に親しもう 2 ヒント


 @ おく山に紅葉ふみ分け鳴くしかの声きくときぞ  は悲しき
山奥(おく)で紅葉をふみながら鳴くしかの声を聞くと,  の悲しさがとりわけ強く感じられる。
 A 山里は  ぞさびしさまさりける人目も草もかれぬと思へば
山里は,  こそさびしさがいっそう強く感じられることだ。来る人もなく,草もすっかりかれてしまうと思うと
 B ひさかたの光のどけき  の日にしづ心なく花の散るらむ
こんなに光のどかな  の日に,どうしてさくらは落ちついた心もなく散っているのだろう。
 C

  の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ

  の夜は短いので,まだ日が暮れたばかりだと思っているうちに,もう夜が明けてしまったが,月は雲のどのあたりに身をかくしているのだろうか。