あすなろ学習室国語の部屋古典の部屋(小学校高学年)>美しい日本語の世界

美しい日本語の世界 5 解説


@ (ひむがし)の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ
ひんがしの のにかぎろいの たつみえて かえりみすれば つきかたぶきぬ
かぎろひ:夜明けの光
A 金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の岡に

こんじきの ちいさきとりの かたちして いちょうちるなり ゆうひのおかに

B くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨のふる
くれないの にしゃくのびたる ばらのめの はりやわらかに はるさめのふる
C しづかさや岩にしみ入るせみの声
しずかさや いわにしみいる せみのこえ
D 菜の花や月は東に日は西に
なのはなや つきはひがしに ひはにしに
E

やせがへるまけるな一茶これにあり

やせがえる まけるないっさ これにあり