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芭蕉の世界 1 答え・解説
@ 春 | 古池や 蛙(かはづ)飛(とび)こむ 水のをと 出典「春の日」 |
静かによどむ古池に,蛙が飛びこむ音がしたあとはさらに深い静けさを感じる。 | |
A 冬 | 旅人と 我名よばれん 初しぐれ 出典「笈(おい)の小文(こぶみ)」 |
私も旅人と呼ばれるようになろう。この初時雨(しぐれ)の雨に打たれ,身をぬらしながら。 | |
B 夏 | 夏草や 兵(つはもの)どもが 夢の跡 出典「おくの細道」 |
夏草が生い茂るここは, かつて武士たちが栄華を夢見て戦った,その跡(あと)であるなあ。 | |
C 秋 | 名月や 池をめぐりて 夜もすがら 出典「孤松(ひとまつ)」 |
名月にひかれて池の周りをつい一晩中歩き続けていたよ。 | |
D 春 | 梅が香に のつと日の出る 山路かな 出典「炭俵(すみだわら)」 |
梅の香のただよう山道を歩いて行くと,行く手に朝日がのっと上がってきたよ。 |