正解!

答えは、3 「木を植える」だよ。

 森林は、土の中や植物の根の間などに大量の雨水をたくわえることができます。森林は、たくわえた雨水を少しずつ川に流すことで洪水(こうずい)(ふせ)ぐとともに、雨が少ない時期でも川の水がひあがってしまわないように調整してくれているのです。まさに森林は「天然のダム」です。
 また、森林にはたくさんの生き物が()らしていますが、それらの生き物が死ぬと、び生物によって分解(ぶんかい)され、他の生き物の栄養分(えいようぶん)になります。森林で作られた栄養分(えいようぶん)は、川を下って海に流れ出し、魚や海草の栄養分(えいようぶん)となります。
 つまり、森林は農業にとっても漁業にとっても、とても大切な場所なのです。だから、森林が()れてしまうと、河口近くで行っている養殖(ようしょく)のカキや魚に栄養分(えいようぶん)が十分行きわたらないことが心配されています。
 そこで、写真のように漁師(りょうし)さんが未来の大漁に期待をして、木を植えるなどをして森を元気にしているのです。

写真提供:NPO法人 森は海の恋人
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静岡県総合教育センター