たくさんの魚が住む大陸棚(たいりくだな)

Q:大陸棚(たいりくだな)ってなあに?

    地図の上で、青くかこまれた部分は、水深(すいしん)(海の深さのこと)200mまでの海を表しています。
 この水深200mまでの浅い海のことを大陸棚(たいりくだな)と言います。
 大陸棚(たいりくだな)は、魚がたくさんとれるところです。
Q:なぜ、大陸棚では、お魚がたくさんとれるの? 
 海の中には、プランクトン(微生物(びせいぶつ))と()ばれる小さな生き物がいます。それらは顕微鏡(けんびきょう)で見ないと見えないような小さな生き物です。
 プランクトンには、植物のなかまの植物プランクトンと、魚や虫、エビやカニのなかまの動物プランクトンがあります。
 植物プランクトンは、陸上の植物と同じように太陽の光がないと生きられません。浅い海では、海中にも太陽の光がよくとどくので、たくさんの植物プランクトンが生まれます。植物プランクトンを食べる動物プランクトンもたくさんいます。
 そのプランクトンをえさにする小さなお魚も、大陸棚(たいりくだな)にはたくさん住んでいます。さらに、小魚をえさにしている大きな魚もいます。
 こうして、大陸棚(たいりくだな)にはたくさんの魚が住む場所になり、よい漁場となっているのです。
 
 

静岡県総合教育センター

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水産業 2 日本の近くの海のひみつ その1