静岡県の地形  

伊豆半島

大昔は島だった伊豆半島

大昔、伊豆半島は、太平洋に浮かぶ島でした。その島は、100万年ほど前に、長い年月をかけて本州に衝突し、伊豆半島になったのです。伊豆半島は、富士火山帯に属するため、各地に温泉がわき、多くの観光客が訪れます。また、半島の沿岸部は、入り組んだリアス式海岸や海蝕崖(かいしょくがい)が続き、すばらしい風景です。

用語解説

リアス式海岸

 地面の隆起(りゅうき:地面がもりあがること)・沈降(ちんこう:地面がしずむこと)や、海水面の上昇などが原因で、もとは谷だったところに海水が入り込み、ノコギリの刃のような入り組んだ海岸線になることがあります。これをリアス式海岸と呼びます。この呼び名は、スペインのリアス海岸に由来します。国内では東北の三陸海岸が有名です。
 

海蝕崖(かいしょくがい)

波の力によって海岸線がけずられ、崖(がけ)のようになった海岸のことを海蝕崖と言います。切り立った断崖(だんがい)や洞窟(どうくつ)など、変化に富んだ地形が見られます。