静岡県中部の文化財

智満寺

区分:本堂は国指定 重要文化財(その他 県指定・市指定の文化財多数) 所在地:静岡県島田市

今川氏や徳川氏が厚く信仰した古寺

智満寺について

智満寺は、島田駅から北へ約7kmの千葉山にある天台宗の古刹(こさつ)です。寺伝によると、創建(そうけん)は奈良時代で、鑑真の法孫にあたる広智という高僧が草庵(そうあん)を結んだのが始まりといわれています。平安時代中期以降は、修験道の霊場である山岳寺院として栄えたと考えられます。その後、今川氏、徳川氏の信仰が厚く、諸堂の修理が行われていますが、特に徳川家康は、天正17年(1589)現在の本堂の再建に着手し、翌年に完成したといわれ、本堂内の観音二十八部衆は、茶阿の局・天海僧正・島田の有力者・志田榛原地区の代官などが寄進しています。 智満寺には本尊の千手観音のほか国指定の重要文化財をはじめ、県指定、市指定など多くの文化財が伝わっています。 (島田市ホームページ引用)

「鬼払い」行事

毎年正月の7日、本堂で「鬼払い」が行われます。僧侶(そうりょ)の読経(どきょう)が終わると、本堂の四方の扉(とびら)が閉められ真の闇(やみ)になり、床を柱でついたり、鉦(かね)や太鼓(たいこ)が乱打されること30分あまり、本堂の背後から三匹の鬼が松明(たいまつ)を持って現れ、本尊を安置してある場所で乱舞したあと、参拝者が座っている場所で火を大きく打ち振るいます。本堂内部で鬼があらかた乱舞すると正面の扉が開かれ回廊に出て、火を三度左右に振ると、サッと庭に投げ捨てます。参拝者はその松明の燃えさしの枝を家に持ち帰り、家の門口に置くと魔除けになるという民俗信仰があります。 (ハローナビ静岡引用)

智満寺本堂

智満寺(国指定重要文化財)

薬師堂(県指定文化財)

薬師堂(県指定文化財)

中門(県指定文化財)

中門(県指定文化財)

仁王門(県指定文化財)

仁王門(県指定文化財)

ビーンズトリオ
ビーンズあずきちゃん

智満寺は、標高496mの千葉山の山頂にあります。智満寺まではハイキングコースが整備されているよ。体力に自信がある人は、チャレンジしてみよう。

現地への行き方

智満寺周辺地図
交  通
JR島田駅からタクシ−:約30分
バス:自主運行湯日大津線 約25分
天徳寺下車
千葉山ハイキングコース 徒歩1時間
自家用車:東名高速「吉田IC」から県道34号線を通り約50分
お問合先
智満寺
Tel 0547-35-6819