富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)
区分:本殿は国指定重要文化財、拝殿・楼門は県指定文化財 所在地:静岡県富士宮市
世界遺産になった富士山の構成資産の一つです。
美しい富士山を御神体として祭っている神社をたずねてみよう。
古代、富士山の噴火が繰り返されたため、富士山の麓に神社を建立し、神の怒りをしずめようとしました。その後、場所が何回か移動し、その後、平城天皇の806(大同元)年、坂上田村麻呂が 勅命(ちょくめい:天皇の命令)により、神霊(このはなさくやひめ)を現在地に移しました。
武田信玄・勝頼親子は当大社をあつく崇拝し、神領の寄進、社殿の修造などを行いました。 当大社には、信玄の願状をはじめ武田家奉納の品も多く残っており、その一端を知ることができます。ちなみに、境内にあるしだれ桜は信玄の寄進とされ、信玄桜と呼ばれて親 しまれています。
徳川家康公は、関ヶ原の戦いに勝利した御礼として、本殿・拝殿・楼門をはじめ30余棟を造営し、境内一円を整備しました。現在、本殿・拝殿・楼門等が残っており、本殿は国指定重要文化財、拝殿・楼門は県指定文化財となっています。
(富士登山組合ホームページ 富士山本宮浅間大社ホームページ 参考 )
富士山本宮浅間大社拝殿(県指定文化財)と
本殿(奥に見える建物:国指定重要文化財)
楼門(県指定文化財)
本殿(国指定重要文化財)
富士山本宮浅間大社には、玉のように水がわく(湧水)池から命名された湧玉池があります。昔、富士山に登る際に、ここで体を清めたそうです。富士山は、噴火する火の神だけでなく、湧水に関わって水の神としても祭られています。
現地への行き方
- 交 通
- JR富士宮駅より徒歩約8分
- お問合先
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静岡県富士宮市宮町1-1
TEL 0544-27-2002(代) FAX0544-26-3762