韮山反射炉(にらやまはんしゃろ)
区分:国指定史跡 所在地:静岡県伊豆の国市
幕末の江戸を守るための大砲が作られた反射炉
1840(天保11)年のアヘン戦争など欧州各国による植民地政策に危機感をおぼえた
日本では、これに対して西洋砲術導入などの対応に迫られました。1853(嘉永6:かえい)年
6月、ペリーが来航して開港を迫り、江戸湾警備が急務となって品川に台場(だいば:砲台)を設
備することになりました。この台場用の大砲を製造したのが、この反射炉です。
この反射炉は、佐賀藩に次いで、築造された物で、完全な形で現存する反射炉は、韮山の反射炉がただ一つです。
旧韮山町内には、この反射炉を築造した江川太郎左衛門の屋敷もあります。
現在文化庁指定の史跡と、経済産業省の近代化産業遺産に認定されています。 (現地パンフレット参考)
平成25年9月には、「明治日本の産業革命遺産 九州・山口及び関連地域」の構成資産として、世界遺産国内推薦資産に決定し、平成27年7月には、韮山反射炉を含む「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が世界文化遺産に登録されました。
韮山反射炉
反射炉の仕組み
Aで燃焼した炎と熱は湾曲した天井(B)で反射してCに集中する。ここに置いた銑鉄を溶解した炎は煙突(D)に吸い込まれていく。このため、この型の溶解炉を反射炉と呼ぶ。(現地パンフレットから)
江戸時代末期に建てられた鉄製品を作る施設です。ヨーロッパの技術を取り入れて、大砲などの鉄製品を作っていました。
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【リンク先】
国指定史跡韮山反射炉(伊豆の国市公式ホームページ内)
キッズページ いずのくに探検隊(伊豆の国市公式ホームページ内)
現地への行き方
- 交 通
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伊豆長岡駅より 徒歩約30分
バスまたはタクシー(バス本数少ない)
駐車場 あり - 開館時間
- 午前9時〜午後4時30分
- 休館日等
- 年末年始(12月29日〜1月3日)
- 入場料等
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大人100円(90円)小中学生50円(45円)
※( )内は20名以上の団体料金 - お問合先
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韮山反射炉事務所
静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268-1
電話:055-949-3450