友田家住宅

区分：国指定　重要文化財　所在地：静岡県周智郡森町

旅館やホテルのように泊まることができる国の重要文化財の住宅

友田家住宅は、国指定の重要文化財です。森町中心部より北へ１２．５㎞の山間亀久保地区にあります。江戸時代のころには、代々庄屋を務めた旧家で、元禄１３年（１７００）に前の畑地から移築されたと伝えられていますが、現在の住宅は、１８世紀を下らないころの建築と見られます。（現地パンフレット引用）

友田家住宅

友田家の遠景

実際に使えるかまど

いろりのある部屋

友田家の間取り図（現地パンフレットより）

この建物は、なんと、一泊３５００円（小学生以下半額）で宿泊することができるのよ。

重要文化財なのに、どうして宿泊ができるの？

その理由は、建物を守るためなのよ。いろりやかまどから出た煙には、建物の柱などを食べる害虫が付かないようにする効果があるの。家屋にだれも住まなくなるとその煙も出ないから、虫が付いて柱などを食べ、建物を壊してしまうわ。だから、お客さんにいろりやかまどを使ってもらい、煙を出してもらうのよ。

お客さんが泊まることで、文化財が守られるだなんて、おもしろい文化財保護の方法だね。

夕食は、食材を持ち込み、いろりやかまどを使って調理して食べてね。なべや包丁などの調理道具もあります。ちなみに、朝食は１０００円です。みなさんも、重要文化財の住宅に泊まってみませんか？