ナイル川　6,695㎞

　アフリカ大陸東北部を流れ、地中海に注ぐ世界最長の河川です。河口には幅約240㎞（おおむね東京～浜松間と同じ）の巨大な三角州が広がっています。その肥沃(ひよく)な流域はエジプト文明を育み(はぐく　)、古代ギリシアの歴史家ヘロドトスは「エジプトはナイル川のたまもの（プレゼント）」という言葉を残しています。ナイル川は上流に広がるステップ気候の雨季の影響で(えいきょう　)はんらんがおこるので、このはんらんの時期を知るために暦が(こよみ　)作られ、はんらんが収まった後に農地を元通り配分するために、測量と幾何学(きかがく)が発達したと言われています。　

(参考文献等）
「2014データブックオブ・ザ・ワールド」　二宮書店
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