安土・桃山時代
<< 安土・桃山時代の解答一覧にもどる>>
<< 安土・桃山時代の問題にもどる>>
写真・図版等の二次使用はおやめください。
 
11
   兵農分離
  解説
 全国統一を成し遂げた秀吉は、1594年に全国同一基準の物差しと(ます)を使い、改めて検地を行った。検地帳には一つの土地を耕作するものを一人ずつ定め、土地の等級に応じた標準収穫高を決めて、確実に年貢の徴収を行った。これにより、荘園がなくなるとともに、農民は自由に居住地を移動することができなくなった。
 また、1588年に刀狩令(かたながりれい)を出し、大仏殿の造営を口実にして、諸国の農民から刀・弓・(やり)・鉄砲などの武器を没収して一揆の防止を図るとともに、農業に専念させた。
 このようにして、秀吉は農民の武器の所有、転業や移住を禁止して、武士や農民の身分をはっきりと分けた。 
 

確かめよう、日本の歴史