答え:B

答えはB約248,000人だよ。
 環境省(かんきょうしょう)では、4つある登山道の8合目に赤外線カウンターをつけて、富士山に登る人を数えているんだよ。
 毎年多くの人が登るので、問題になるのはゴミやトイレなんだ。多くのゴミが捨てられ、トイレの水も以前はたれ流しだったんだ。
 現在では、ゴミを拾う運動が行われ、自然にやさしいトイレも設置されているよ。

 高校生による富士山清掃(せいそう)活動の様子

みんな何問できたかな? 富士山にはたくさんのなぞがあるよ。 もっと調べてみよう。
 富士山の山小屋トイレは、以前はシーズン中にためこんでいたし尿を(にょう )、シーズン後に放流する方式がほとんどでした。便器内に捨てられた分解されにくいティシュやゴミなどが「白い川」となって山肌(やまはだ)に残るという評判の良くないものでした。
 そのため、平成18年からトイレの整備がはじめられ、富士山の山小屋に「環境に(かんきょう )配慮(はいりょ)したトイレ」が設置されました。

 環境に(かんきょう )配慮(はいりょ)したトイレとは?
・「バイオ式オガクズ」タイプ
  便器下にあるオガクズと微生物でし尿を(にょう)分解します。
・「浄化循環(じょうかじゅんかん)式(カキ(がら))」タイプ
  水洗トイレで、し尿を(にょう )分解した水が洗浄水と(せんじょうすい )して再利用され
ます。一部の処理槽内(しょりそうない)
  はカキ(がら)の束を入れて微生物(びせいぶつ)の働きや水質改善を行っています。

・「燃焼式」(ねんしょうしき )タイプ
  し尿を(にょう )バーナーにより燃焼す(ねんしょう )る方式です。ダイオキシンが発生しないように
高温で
  焼却し(しょうきゃく)ます。

写真提供: 静岡県立富士宮西高等学校
       ワンダーフォーゲル部

富士山頂公衆トイレ

 最近では平成 22年に約32万人 が富士山に登っ ているよ。

《参考図書》このクイズは以下の本などを参考にして作成しました。

「富士山99の謎」(小林朝夫著 彩図社)
「富士登山ハンドブック」
      (社団法人
富士自然動物園協会編 自由国民社)
「富士山の謎と奇談」(遠藤秀男著 静岡新聞社)
「富士山歴史散歩」(遠藤秀男著 羽衣出版)
「富士山検定公式テキスト」(富士山検定協会編・著)
 環境省ホームページ
 静岡県ホームページ

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