答えはB浅間大社(せんげんたいしゃ)だよ。 富士宮市にある富士山本宮(ほんぐう)浅間大社は今から2000年くらい前に富士山の大噴火(ふんか)をしずめるために浅間大神(あさまのおおかみ)をまつったことがはじめだと言われているよ。現在の場所に移ったのは今から1200年くらい前だと言われているよ。全国の浅間大社の起源でもあるんだ。 江戸時代のはじめに駿河(するが)の国(今の静岡県)、甲斐(かい)の国(今の山梨(やまなし)県)、富士山本宮浅間大社が争ったんだけど、江戸幕府が富士山の※8合目から上を富士山本宮浅間大社の境内(けいだい)(神社の一部)として、認めたんだ。それ以後、富士山の頂上は浅間大社のものだとされているよ。 でも実際の管理は、静岡県・山梨県が行っているんだ。いまだだに、頂上の静岡県と山梨県の境目は決まっていないんだ。
富士山本宮浅間大社 社殿
古代、富士山の噴火がくり返されたため、富士山のふもとでは浅間大神をおまつりしていた。その後、平城(へいぜい)天皇の806(大同元)年、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が勅命(ちょくめい)(天皇の命令)により、神霊(しんれい)(このはなさくやひめ)を現在地に移しました。 (参考 富士山本宮浅間大社ホームページ )
(写真提供: 富士山本宮浅間大社)
※8合目
富士山の高さを表す単位。1合目から10合目まである。10合目が頂上付近。8合目は3000m位をあらわす。