経済島の大冒険 2 家計の働き 家計と支出 |
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では次に、家計から出て行くお金の行方を追ってみよう。 家計から出て行くお金を支出と言う。支出には様々な種類がある。 |
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支出には、どんな種類があるの? | ||||
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大きく分けて、消費支出と非消費支出がある。何かを買ったり、サービスの提供を受けて代金を支払ったりするが、これを消費支出と言う。 一方、何かを買うわけでもないけれど、支出がなされる場合がある。例えば、税金や社会保険料を納めたりするときや、貯蓄をしたりするときだが、これは非消費支出と言うのだ。 |
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支出 | 消費支出 | 教育費 ・・・高校・大学の授業料、塾や家庭教師の授業料、ノートや鉛筆を買うお金など
食料費 ・・・毎日の食事に必要なお金など 通信費 ・・・電話代、切手代など 娯楽費 ・・・映画館や遊園地などの入場料など |
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非消費支出 | 税 金 ・・・所得税、法人税、消費税など 社会保険料・・・医療保険、年金保険、介護保険など 貯 蓄 ・・・預金(よきん)・貯金など ※ 銀行や信用金庫に預ける場合には預金。郵便局・農協に預ける場合には貯金。 |
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ぼくらが文房具屋さんで鉛筆やノートを買うということは消費支出で、買い物代金に含まれている消費税は、非消費支出なんだね。それに、郵便局に貯金しているお年玉も、非消費支出だ。 | ||||
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でも、家計では消費するばかりで、経済には何の役に立っていないような気がするなあ。 | ||||
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「@経済ってなに?」のページはもう見たかな?右の図は、「経済の三主体」の、家計と企業の関係を示した図だ。先ほどの図では、労働力と賃金のやりとりしか表していなかったが、家計は企業が生産したモノやサービスを消費している。もしも、家計において消費が行われなくなったら、モノやサービスは売れなくなるから、経済は停滞してしまう。消費も大事な経済活動の一部だ。 また、家計は企業の生産活動にも影響を与えている。消費者である家計は「こんなモノが欲しい!」というニーズを持っている。消費者のニーズに合わないモノやサービスは売れないから、企業としては消費者の要求に敏感にならざるをえない。つまり、家計(消費者)は、企業の生産活動の動向を左右する存在とも言えるんだよ。 |
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静岡県総合教育センター