■ 3-6 メダカと人とのかかわり

水田と水路とのつながり

  
・上が昔ながらの、下は整備の進んだ水田と水路との関係です。 
 
・昔ながらの水路は土で造られており、高いところにある水田から順々に水を水田に引き入れるようになっていました。そのため、水路と水田には大きな段差はなく、メダカなどの小動物も自由に行き来することができました。
     
・水を管理しやすいよう整備を進めると、安定した水源からパイプラインで水を引き入れ、水田の下の配水管から水を出すようなしくみをとるようになります。この場合、一度排水路に流されたメダカはもう戻ることはできません。

・また、排水路からつながる河川も、洪水にならないよう流速を速める工夫をしています。
     
 私たちの生活のために水田を整備していった結果、今の水田はメダカが生息しにくい環境になってしまいました。しかし、わき水や遊水池が近くにある水田では現在でもメダカの学校が観察できるところもあります。