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小学校５学年
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発芽と養分

■ 学習のまとめ

下の質問のこたえをクリックしてね。

問１　バーミキュライトって何ですか？

問１　こたえ

石をを高温で焼いて作った園芸用の土で、園芸店などで売られています。この土は肥料分をふくまないので、肥料の有る無しの観察実験に適しています。また、軽くて水持ちがいいのでとても扱いやすいのですが、植物を大きく育てる時には赤玉土など、他の土とまぜて使います。

問２　ヨウ素液って何ですか？。

問２　こたえ

ヨウ素液は、ヨウ素という薬品をヨウ化カリウム溶液に溶かしたものです。理科の実験で使うときには、うすめて使いうすい黄色い液体です。
光にあたると性質が変化するので、濃い色の付いたビンに入れて保管します。

問３　ヨウ素でんぷん反応って何ですか？

問３　こたえ

でんぷんにヨウ素液をつけると、青むらさき色に染まります。これをヨウ素でんぷん反応といいます。そのせいしつを使って、でんぷんがあるかないか調べることができます。ヨウ素液の濃さに注意しないと、濃すぎて青むらさき色が黒っぽく見えたりすることもあります。(※デンプンの種類によっては、赤むらさき色に染まるものもあります。）

問４　　だっしめんで実験をしたのにうまく発芽しませんでした。どうしてですか？

問４　こたえ

　実験方法をまず確認しましょう。インゲンマメのような大型の種子だと、湿っただっしめんの上に種子を置くだけでは十分に種子が吸水できない場合があります。しかし、水の中に完全に種子がもぐってしまうと、空気（酸素）がたりないため、発芽することができません。種子全体に水分と空気がいきわたるようにもう一度確認してみて下さい。　実験方法が大丈夫な場合は、「もともとその種子は発芽できない種子だった」ということです。

問５　たくさんの種子の中には発芽しない種子もあるとききましたが、本当ですか？

問５　こたえ

　今までいろいろな植物の種まきをしたと思いますが、まいた種子のすべてが発芽しないことの方が多かったと思います。発芽のための条件が悪かった（深く埋めすぎたり、水まきを忘れたり・・・）場合もありますが、もともと発芽することができない種子もあります。種子が作られる時にうまくいかなかったり、種子の皮が傷ついていたり、その理由はさまざまです。ですから、発芽の実験をやるときには、なるべく多くの種子を用いて実験をした方が正確な結果を出すことができます。

問６　「発芽率」って何ですか？

問６　こたえ

　種子の入った袋に、「発芽率８０％」などと書かれています。これはふつうに種まきをしたとき、「100個の種子のうち80個程度発芽する」という数字です。インゲンマメのような大きな種子ではなく、小さな種子を使った実験では、いろいろな発芽の実験では「発芽率」を使います。これは、同じ種類の植物の種子でもいろいろな性質のものが混じっているためです。

問７　一斉に発芽する種類の種子もあるけど、バラバラと発芽する種類もあります。どうしてですか？

問７　こたえ

　農作物や園芸用の種子は、人が管理しやすいように一斉に発芽するものが多く、その方が人にとっては都合がいいわけです。しかし、自然界ではどうでしょうか？植物は発芽した後はその場所から動くことができません。ですから、「発芽する」ということはその場所で発芽後も生育することであり、生育に適した条件でないと、せっかく発芽しても死んでしまうことになるのです。一斉に発芽しても、光が当たらず、すべての幼植物が死んでしまっては困ります。発芽する時期を少しずつずらしたり、発芽するための条件が少しずつ違った方が、その植物にとっては生きていく可能性が高くなるのです。

問８　発芽と光の関係はどのようになっているのですか？

問８　こたえ

発芽した場所でその後も成長することを考えると、種子が光を感知して発芽することができれば良いことになります。自然界ではこのような性質をもった種子も多く、光発芽種子と呼ばれています。身近な植物ではオオバコやギシギシなどがそうです。光を感知することができるなんてすごいですね。

問９　実験であまった種子はどのように保存すればいいですか？また何年くらい使えますか？

問９　こたえ

　生育中の植物は70～90％もの水分を含んでいるのに対し、種子は10％程度の水分しか持っていません。発芽に必要な養分や、発芽後に葉や根や茎になる部分をもった種子は、水分を減らすことで休眠状態になっています。このような種子は高温・多湿の条件に弱いので、袋に入れて冷蔵庫で保管すると良いでしょう。何年生きていられるかは、植物の種類や保管条件によって大きく違いますので、発芽の実験のように条件をそろえたい場合には、新しい種子を使った方が正確な実験ができます。

問10　種子の表面に赤や緑の粉のようなものがついている場合がありますが、これは何ですか？

問10　こたえ

　土の中に生ゴミを埋めるとやがてなくなってしまいます。これは、土の中にいる細菌（目に見えない小さな生き物）が生ゴミを分解してしまうからです。種子は発芽に必要な養分をたくわえていますが、その養分は細菌にとっても良い養分になってしまいます。ですから、作物の栽培用の種子は、発芽するまでの間に土の中で細菌にやられてしまわないように、種子の表面に消毒をする場合があります。消毒してあることを知らずに私たちが食べてしまわないように、赤や緑の色を付けています。