細胞と体の成長>顕微鏡観察はこれでばっちり (3/9)
高倍率で観察するために その2
 
 高倍率で観察するときの最も大切な操作は、低倍率の時に見たいものを視野の中心に動かしておく、ということです。具体的に左の図で考えてみましょう。
 
 上の図は対物レンズ×10の時に3つの細胞が見えています。このままの状態でレボルバーを回して対物レンズを×40にすると、どのように見えるでしょうか?また、下の図のように1つの細胞を中心に動かした場合はどうでしょうか?
 マウスポインタをそれぞれの図の上に置き確認してみましょう。
 
 
 倍率を上げるということは、観察できる範囲(視野)が狭くなる、ということです。そのため、視野の中心に見たいものを動かしておくことが大切です。
 
 通常の観察では、レボルバーを回しても対物レンズはカバーグラスにぶつかりません。ぶつかる場合は、レンズの組み合わせが異なっていますのでしっかりと顕微鏡を整備する必要があります。
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