細胞と体の成長>細胞と体の成長 (5/5)
根の成長 細胞で考えると
ここまでのことをまとめ、根の成長を細胞のレベルで考えてみました。
 
 根端では、細胞が盛んに細胞分裂を行い、その数を増やす。増えた細胞は細胞自体を大きくして成長したり、道管や師管など役割をもった組織を構成する細胞へ変化していく。細胞のこれらのふるまいが行われることで、働きをもった根という器官がつくられる。
 

 
 私たちの体内でも同じようなことは起こっています。骨髄で血球の元になる細胞が盛んに分裂して増え、その細胞が赤血球や白血球になっていくのです。このような細胞のふるまいは受精卵から生物の体ができていくときに最もダイナミックに起こります。
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