口器を除去
ウニの口側
口器を取りのぞいた状態
採精
採卵
ウニの口は体の下側、肛門や生殖孔は上側にあります。
・まず、ピンセットで口器を取りのぞきます。
・海水の入った容器に、生殖孔を下にしてのせます。
・口器を取りのぞいた口から塩化カリウム溶液を注ぐと、右の写真のように生殖孔から雌の場合は卵が、雄の場合は精子が放出されます。
・卵と精子を海水中で受精させて発生の様子を観察します。
・プルテウス幼生以後は、餌を食べるので飼育が難しいため、通常観察は幼生の初期までとなります。
バフンウニを使った観察を見てみよう。
バフンウニ
ムラサキウニ
ウニは採集が容易で、胚が透明で見やすいために、発生の観察ではよく使われます。
産卵時期の関係で、夏はムラサキウニ、冬はバフンウニが一般的に利用されます。