■ 信号を伝えるしくみ
発展 ニワトリの脳の観察 2
取り出したニワトリの脳を観察してみました。
 ( をクリックすると画像が変わります)
 基本的な脳のつくりは、ヒトを含めたホニュウ類とよく似ています。
 
・大脳はホニュウ類のようなたくさんのしわはありません。
・脳全体の割合から見て、平衡感覚や視覚に関係する小脳と中脳がとても大きくなっています。これは、鳥が飛び回るために必要で発達したと考えられます。 
・視神経がはっきり分かります。左右が交差していて、右目からの情報は左脳へ、左目からの情報は右脳へ入ります。
(参考)ヒトの場合でも、大脳につながる末しょう神経の多くが左右交差しています。そのため、大脳の右半球からの信号は左半身に、左半球からの信号は右半身に伝えられます。