直腸にくっついている墨汁のう(すみ袋)を取り外しました。
 墨汁のうの中にあるすみは、ろうとから噴射され、外敵から逃げる際、自分の分身の役割をします。
 タコのすみとは成分が異なり、粘液物質や、うまみ成分であるアミノ酸が含まれるのが特徴です。イカスミは、古くはインクとして用いられてきました。

※画像上にポインタをおくと取り出したすみが見られます。
 

 
 体内の一番大きな臓器が肝臓です。
肝臓には養分を貯蔵しておくはたらきがあるため養分のかたまりともいえます。

 また、イカの塩辛は肝臓とイカの外とう膜を混ぜて作ります。

※画像上にポインタ をおくと肝臓の断面図が見られます。


 外とう膜の背側には、イカの甲またはイカの骨と呼ばれる軟甲があります。

 軟甲は貝殻が退化したものであり、もともとは巻貝状、ツノガイ状をしていました。

※画像上にポインタをおくと取り外した軟甲が見られます。















 
 





 

動物の分類トップ>観察 イカの解剖(16/18)
イカの解剖 16
 その他の様々な器官を観察してみよう