セキツイ動物には、左グラフのヒトのように外界の温度が変化しても体温をほぼ一定に保つことができるものがいます。このような動物を
恒温動物といいます。
 ホニュウ類と鳥類がこれにあたります。
  
 これに対し、左グラフのカエルのように外界の温度によって体温が変動し、体温が外界の温度とほぼ同じになる動物を
変温動物といいます。魚類、両生類、ハチュウ類がこれにあたります。
 (補足)
 恒温動物は、高い体温を維持するために、変温動物に比べ、
 体の割に大量に食物を摂取します。また、全身が羽毛や毛で
 おおわれていて、体温を保つのに役立っています。

 (参考)
 北極圏や南極圏に生息している動物をあげてみます。ホッキョクグマ、ホッキョクギツネ、トナカイ、アザラシ、ペンギン、キョクアジサシ・・・・・ホニュウ類か鳥類ですね。両生類やハチュウ類はいません。変温動物は、恒温動物のように高い体温を保つことができないので、低温下では体液が凍ってしまい、生きていけないのです。同じ理由で、非常に標高の高い場所にもホニュウ類と鳥類しかいません。


 ただし、魚類の一部には、血液が非常に低温になっても凍らない特別なしくみを持っていて、かなりの低温に耐えるものもいます。
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セキツイ動物の体温 4



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