■ 観察 イカの解剖
  イカの解剖 3  

まずはイカを外側から観察してみよう
 イカは『軟体動物』の仲間で「頭足類」に分類されます。
 頭足類とはその名の通り、頭のすぐ下に足(腕)がつく生物です。
 頭の上がヒトでいうところの腹や胸にあたる胴となります。また、一般的には足と呼んでいる部位を、ここでは、腕および触腕と呼びます。
まずはイカを外側から観察してみよう      
まず、解剖皿にのせて観察します。
イカの体を腹側(ろうと側)から観察すると次の部位が見られます。
ひれ ・ 外とう膜 ・ ろうと ・ 目 ・ 触腕 ・ 腕
それぞれの部位の役割はなんでしょう?
・ひれ … 泳ぐ際に進む方向を決めるかじ取りの役割をします。
・ろうと … 取り込んだ水を噴射することで勢いよく泳ぐことができます。水を噴射する他に、排泄物・生殖物質・スミなどもここから排出されます。
・外とう膜 … 内臓を守っています。収縮させることで、ろうとから水を噴射することができます。
・目 … ヒトと同じように、光を感じ、見ることができます。
・腕、触腕 … 8本の腕と2本の長い触腕があります。触腕は、獲物をとらえるときに使います。