■ 光の屈折
光が水中から空気中に進むと,その境界(水面)で進む向きが変わります。 これを「光の屈折」といいます。  
 
  鉛筆が本当の形に見えなかったのは・・・・・。
 私たちは,どこから光が来ているかで物体の位置などを判断しています。
 鉛筆の先端から出た光が,途中で折れ曲がって進んできたとしても,目に入ってくるときの方向から真っ直ぐに進んできたと感じます。そのため,鉛筆の先端が実際の位置とは異なった位置にあるように見える(感じる)のです。


  10円玉が見えたのは・・・・・。
 水が入っていないときには,10円玉から目に向かって真っ直ぐ出た光がカップの壁に当たって目まで届きません。
 水が入っているときには,やや上気味に出てきた光が水面で進む向きを変えて目に届き,10円玉が見えるのです。

 

 光は,物質によってその中での進み方が少しずつ違います。このことが,「光の屈折」の原因となっています。