皆さんは、地震が発生したときに「高い建物」と「低い建物」のどちらの方が大きくゆれると思いますか。「高い建物」の方が不安定そうなので大きくゆれて危険ではないかと考えるかもしれません。しかし、「高い建物」がいつでも大きくゆれることはありません。これから、建物の高さとゆれの大きさについて説明していきます。
建物には、その建物が最もゆれやすい振動数を持っています(固有振動数)。この建物が持っている固有振動数と、発生した地震の最も大きくゆれている振動数が一致すると、建物のゆれが著しく増大するという性質があります。このように、ゆれが増大する現象を「共振現象」といいます。
それでは、共振現象を実験で確かめましょう。
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