①「移す」物などを別の場所に動かすという意味で使います。（例）机を窓の近くに移す。
「写す」写真をとったり，文章や絵を書き写したりするという意味で使います。
　（例）電話番号をノートに写す。
「映す」光の働きによって，物の形や色をほかのものの表面上に現れるようにするという意味で使います。（例）鏡に顔を映す。

②「表す」心の中にあることを，表情・文章・絵画・音楽などで示すという意味で使います。（例）図に表す。気持ちを態度に表す。
「現す」かくれていたものや見えなかったものが，すがた・形を見せるという意味で使います。（例）正体を現す。
「著す」書物などを書く。（例）たくさんの本を著す。

③「指す」指などで指し示すときに使います。（例）東の方角を指す。
「差す」頭の上にかざすという意味や，中に入ってくるという意味で使います。（例）かさを差す。西日が差す。

④「速い」速度について使います。（例）速く走る。曲のテンポが速い。
「早い」時刻や時間のかかり方について使います。（例）会議が予定より早く終わった。

⑤「立つ」まっすぐたてになっているという意味や，物事がはっきり現れるという意味で使います。（例）地上に立つ。見通しが立つ。
「建つ」建物などが建つときに使います。（例）空き地に家が建つ。
「絶つ」つながりを切るという意味で使います。（例）交通事故が後を絶たない。

①「図る」計画するなどの意味で使います。　（例）解決を図る。
「計る」時間を調べるなどの意味で使います。（例）タイムを計る。
「量る」容積や重さを調べるなどの意味で使います。（例）体重を量る。

②「付く」はなれない状態になるという意味で使います。（例）ズボンにどろが付く。
「着く」たどりつくという意味で使います。（例）家に着く。

③「破れる」布などがさけるという意味や，物事が成り立たなくなるという意味で使います。（例）紙が破れる。夢が破れる。
「敗れる」勝負に負けるという意味で使います。（例）試合に敗れる。

④「備える」用意や準備をするという意味で使います。（例）試験に備えて勉強する。
「供える」神仏などの前に物をささげるという意味で使います。（例）神前に花を供える。